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改訂新版増補改題◎◎研究序説試論草稿

東京ミッドタウン

スキャナーを変えて135判がなんとか読み取れるようになりました。付属フォルダの出来は決して素晴らしくはないのですが、以前使っていたものに較べると平面性の確保はマシです。それでも乾燥直後のフィルムですとカーリングが強く、何日か重しをないと良好にスキャンできません。どうも私のフィルムの吊るし方ですと癖がつきやすいようですね。

写真は久しぶりに持ち出したキヤノンのF-1。レンズはFD55mm/F1.2。大口径の標準ですが、この55mmにはAL(非球面)やS.S.C.やら5本のモデルがあり、所有のものは1971年に発売された最初期のものです。標準が55mmというのも時代の象徴でしょうか。NIKKORでも大口径ですと55mm、ミノルタなどは58mmです。Y/Cでは1996年頃にPlanar T* 55mm/F1.2MMなどというモデルを出していますが、どのメーカーも焦点距離と開放値のスペックに鎬を削っていた頃なのかもしれません。

5mm程度の距離でも画角の違和感はあるでしょうから、広角寄りが好きな方ですと55mmは少し抵抗があるのかもしれません。実際はほんの少し望遠寄りになりボケ効果も増すのかというと、5mm程度の差でそれを確かに感ずることはないように思います。その後NFDになり50mm/F1.2となりますが、これはNIKKORでも同じです。

いまAFではEF50mm/F1.2Lを使っていますが、レンズ径は72mmという大きなものです。それに較べるとFD55mmの58mm径は適度な大きさのように感じます。F-1とのバランスも非常によいですね。NFDになりこれまたNIKKOR同様に52mm径になるのですが、こちらは少し小ぶりに感じます。ある程度の大きさと重さがあることで大口径標準レンズを使う楽しさがより増すようにも思えます。軽いF1.4なら重たいF1.2を迷わず選びますね。重たいレンズは描写にも優れるような思い込みからですが、必ずしもそういうことはありません(笑)

CANON F-1 + FD55mm/F1.2 100TMX

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by cucchi3142 | 2010-05-24 08:40 | BRONICA SQ