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改訂新版増補改題◎◎研究序説試論草稿

表参道(1)

TAKUMAR 200mmの続きです。

このレンズを単にTAKUMAR 200mmと記していましたが、検索してみるとまず初期レンズとしてSuper Takumar 6X7が1969年頃に発売されています。4群4枚、最短2.5m、価格は43000円。その後1971年頃にSMCコーティングがされたSuper-Multi-Coated TAKUMAR 6X7が発売。設計は変わりませんが価格は13000円も安くなった30000円。私が所有するものはこのSMC版です。

135判の200mmと同じ設計かと思いましたが135判は最短の2.5mは同じでも5群5枚でした。ブロニカに供給していた6X6判NIKKORは135判と同じ設計ですが、PENTAXの135判と6X7判の設計はそうではなかったようです・・・全レンズを調べて見ないと詳細は掴めませんが。

1981年になってSMC PENTAX 6X7として新設計のレンズが発売。4群5枚、最短1.5mとなります。価格は73000円とグンと跳ね上がりました。1989年頃にたぶんこれが最終版となるのでしょうがSMC PENTAX 67としてモデルチェンジされています。デザイン変更のみで設計変更はなし。価格は83000円。6X7用としては都合4本のレンズがあったことになります。

今日の写真は同じ開放でも奥行きのないフラットなシーンですが、まずまずな写りを見せてくれます。最短を我慢し、背景を選べるのであれば不満のない写りだと思います。が、取り回しの悪さもありますし、街中でのスナップ・シューティングには厳しいでしょうね。まあこういう装備で軽快にスナップしようとする方も稀だと思いますが(笑)

PENTAX6X7 + SMC TAKUMAR 6X7 200mm/F4 100TMX

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by cucchi3142 | 2010-05-23 13:07 | PENTAX67