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改訂新版増補改題◎◎研究序説試論草稿

渋谷川(2)

渋谷駅付近では枯渇しそうだった流れも下流になるにしたがって徐々に水量を増します。高度処理水が注がれるのは新並木橋とのことですが、その途中に暗渠化された支流が注いでいるのかもしれません。

天現寺あたりまで、つまり渋谷川と称される流域では護岸のコンクリートが非常に目立ちます。コンクリートが打設されてからそれほど年月が経過していないこと、川幅が狭いこと、川床に石や草がないことから人工的な河川の印象を色濃くしています。撮影した日には川床清掃が行われていて、作業員がホースにブラシ(!)でゴシゴシと洗浄していましたねえ(^◇^;)

川の両脇に歩道はなく、ビルやマンションが両脇に聳え立っていますが、天現寺まではほぼこうした光景が続きます。河畔に遊歩道を設置するなど親水性を高めると好ましく思えますが、実際には設置は難しいでしょうね。撮影も橋の上から行っています。

この日は時間とともに空模様が怪しくなり、天現寺で降り出しました。急いで広尾まで進んだ頃にはもの凄い降雨です。雨雲の通過を待とうと30分ほど待機していましたが、ボディ2台の重さに萎えてきたころでしたのでちょうどよい休憩になりました。

写真は昨日と同じで渋谷駅近くです。

PENTAX645 + SMC PENTAX645-A 75mm/F2.8 PANF PLUS

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写真を見て訝しく思った方がいるかもしれません。光の状態が読めなかったので1台にイルフォードのPANF PLUS(ISO50)、もう1台にT-MAX(ISO400)を装填して撮影しています。最初の2枚はPANF PLUSでのもの。このフィルムはなぜか数年前に買っていて(おそらく価格改定前)寝かせ放しになっていました。微粒子狙いで買ったのではないかと思います。当然、期限切れです。

今回はXTOL(1:2)で現像。いやあ硬調なネガをつくってしまいました。シャドウは落ち気味です。こういうトーンは私の思うところではないな(^^;) このフィルム、ベースの余白にフィルム名、コマナンバーなど一切有りません。潔いというか、なんというか・・・

3・4枚目がT-MAX400(現行品)でのもの。場所は天現寺寄りの下流ですが、トーンが随分と異なります。PANF PLUSはアンシャープマスクをかけようものならカリッカリッの画像になります。XTOLでこういうトーンになるのであれば軟調に仕上げるのは私の腕では少し難しいでしょうね。それでもこのトーンが好きな方もいらっしゃるでしょうし、シーンによってはシャドウが活きるでしょうからなかなか面白いフィルムかもしれません。

PENTAX645 + SMC PENTAX645-A 55mm/F2.8 400TMY-2

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by cucchi3142 | 2010-06-04 11:44 | PENTAX645